ハシボソミズナギドリと見られる海鳥の大量死について

更新日:2023年08月09日

ハシボソミズナギドリと見られる海鳥大量死回収

 

2023年6月から7月、北海道・斜里町の海岸にてハシボソミズナギドリと見られる海鳥の大量死が発見されましたが、自然現象ではないかと推察されます。

 

<海鳥回収記録その1 2023年6月21日 87羽回収>

6月21日(水曜日) 町民より知床博物館経由で斜里町環境課に「浜に海鳥が大量死している」旨連絡あり、職員2名で約3時間かけて回収。鳥類87羽回収し、うち85羽はハシボソミズナギドリと見られる。回収個体は乾燥し、損傷が激しく、病気や公害によるもの推察する材料がないことから、回収個体は焼却処分した。

 

ハシボソミズナギドリは豪州島南部から日本に飛来し、「今世紀に入り、多発傾向」にある。(中略)「大量なストランディングは、その年生まれの巣立ち雛が、飢餓で衰弱し、最終的に海岸に吹き寄せられて起こる」結果の研究がある。

引用元:ハシボソミズナギドリのストランディング現象|山階鳥類研究所 (yamashina.or.jp)

 

 

 

<海鳥回収記録その2 2023年6月23日 41羽回収>

6月23日(金曜日) 町民より斜里町環境課に「浜に海鳥が大量死している」旨連絡あり、職員3名で約1時間45分かけて回収。鳥類41羽回収し、うち37羽はハシボソミズナギドリと見られる。回収個体は焼却処分した。

 

 

<海鳥回収記録その3 2023年7月3日 67羽回収>

7/1(土曜日) 18:55ごろ、町民より教育委員会経由で斜里町環境課に「前浜に鳥が大量に死んでいる」と通報あり。

7/3(月曜日) 職員1名、約3時間で67羽回収。主にハシボソミズナギドリとみられる海鳥。被食個体もあり、別の鳥類(カラス?)やイヌ科動物(キツネ?)の足跡が周囲にあった。そのほか、くちばしが黄色~橙色の死亡個体6羽を回収。回収個体は焼却処分した。

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