平成27年度町長ブログ
一年間、お世話になりました。
(2015年12月31日)
平成27年も、いよいよ今日が最後です。今年もいろんなことがあった一年でした。
●相変わらずの異常気象で1月から毎週のように暴風雪が発生しました。通行止めとなるケースも多く、2月15日には、すべての道路が通行止めとなって、避難所に外国人を含め200人ほどが一夜を明かしたこともあり、町民はもちろん、観光客の皆さんにも大変苦労をおかけしました。
●満4年を迎えた4月の町長選では、多くの皆様のご支援で再選を果たし、引き続き町政を担わせていただくことになりました。
●7月4日、知床の国立公園50周年と世界自然遺産10周年の記念式典を挙行いたしました。これまでお世話になった多くの人に感謝の気持ちをささげ、世界の宝・知床を未来につなげることを改めて誓いあいました。出席いただいた皆様、お世話になった皆様に心から感謝を申し上げます。昨年の6月1日からつけていた知床記念バッジとも、名残惜しいですがさようならです。
●冬の間は吹雪だったものの、春以降は順調な天候が続き、観光客の来訪は前年を6~7%上回り、農業については過去最高で、123億円の生産見込み額となりました。漁業においても昨年を大きく上回る95億円の漁獲高を上げることができました。基幹産業の三つとも概ね良い状態で終えることができましたが、10月25日の爆弾低気圧による大しけで、サケの定置網が大きな被害をこうむったことが残念です。
●郡部の三つの小学校の閉校が決まり、それぞれ閉校記念式典、思い出を語る会が開催されました。地域に学校がなくなる、母校がなくなることは寂しいことではありますが、悲しいことにしてはなりません。少子化の中で親や地域の皆さんが下した、子どもたちのより良い教育環境を優先させた苦渋の決断です。スクールバスの運行を含め、しっかりと対応していきます。
●健康は幸せの根源。昨年に引き続き、健康づくりを呼びかける「健康まつり」を開催しました。検診の受診率も少しずつ上がっている傾向が見られますが、まだまだと思っています。日頃の健康管理、そして早期発見、早期治療につながる検診を、多くの人に受けていただきたいと願っています。
●互いに支えあう福祉。自治会の方々、民生・児童委員の皆さん、社会福祉協議会・斜里福祉会など町内事業所の皆さんなど多くの皆さんのお力で、今年も子供からお年寄りまでを支え、触れ合える機会をつくっていただきました。本当にありがとうございました。
まだまだいろいろありますが、私のペースで書いていくと「年」をまたいでしまいそうなので、この辺にいたします。一年間、本当にありがとうございました。
2期目のスタートは、知床横断道路の開通式です。
(2015年5月1日)
私の町長2期目が、今日からスタートしました。その初仕事は、知床横断道路の開通式です。
知床横断道路は、その名の通り知床半島を横断し、斜里町と羅臼町を結ぶ国道です。今までにない異常気象の多発で、雪が多く、除雪作業は難航しましたが、何とかゴールデンウィーク前に開通することができました。これも網走開発建設部、釧路開発建設部、そして請け負った建設会社のご尽力のおかげです。斜里側の担当は、斜里建設工業さんですが、今年はいつもより長い区間の応援をされたようです。ありがとうございました。
いつにない、天気の良い暖かな開通式でしたが、そのせいか開通後通過された123台の車の皆さんは、一様に笑顔でした。世界自然遺産登録10年を迎えた知床の観光幕開けとしては、幸先の良いスタートを切れました。
多くの皆さんのお越しを、心からお待ちしています。
町長1期目の4年間が、今日で終了しました。ありがとうございました。
(2015年4月30日)
平成23年5月、町長に就任しましたが、本日、その任期の最終日を迎えました。4年間、次から次へと荒波のごとく課題が発生しましたが、誠実に向き合い、何とか町長の務めを果たすことができました。これも偏に町民の皆様のご理解、ご支援の、そして職員の頑張りのたまものであり、心から感謝を申し上げます。
そして、このたびの町長選で、再び町長として4年間の任期を与えていただくことになりました。その責任の重さをかみしめながら、明日5月1日からは、気持ちを新たに、ご支援をいただいた皆様をはじめとする多くの町民の皆さまのために頑張ってまいります。
今後も皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
荒れ模様がつづいています
(2015年 1月 24日)
●3週連続の暴風雪警報
1月23日、またしても暴風雪警報が出ました。1月7日、1月17日と3週連続です。その都度国道の通行止めが発生していますが、昨年の全路線と比べて今年に入ってからは一部路線であり、少し助かっていますが、ごみ収集に苦労をしています。今回は、雪の量も多く、除雪に苦労されていると思います。お疲れ様です。
●早くも流氷シーズンがやってきました。
オホーツク・知床の風物詩「流氷」が、接岸しました。1月12日に流氷初日(肉眼で最初に水平線上に見えた日)、その後まもなく斜里町の海岸に一部接岸しましたが、1月19日、接岸初日(流氷が接岸し、沿岸水路がなくなり船舶が航行できなくなった日)となりました。去年より21日、平年より14日早い観測です。 早く流氷が来たのも、北からの暴風雪がつづいたからかもしれません。
昨年の知床を訪れたお客様は、前年に比べ減ってしまいましたが、今年は、知床が世界自然遺産に登録され10周年の節目の年です。本格的な流氷の季節を迎え、流氷を見に、そしてドライスーツを着て、流氷の上を歩いたり、海に浸かったりの「流氷ウォーク」を楽しんでみませんか? また、「厳冬期の知床五湖を楽しむエコツアー」も今年から本格的に始まりました。
みなさん、どうぞ知床へお越しいただき、白い海、大地、山を堪能ください。
●笑顔いっぱいの町民親睦バレーボール大会でした。
町の主催、斜里バレーボール協会(久野聖一会長)主管によるバレーボール大会が、1月18日、斜里町中学校体育館で開催されました。バレーボールは、「町のスポーツ」に指定されていますが、若手から高齢者(前期)までの男女合わせて14チームが参加し、最低でも4試合を戦う中で、好プレー、珍プレーが続出。皆さんの楽しい笑顔が印象的でした。
2月1日には、町民スキー大会、町民スケート大会も開催されます。どちらも9時に開会式です。お楽しみに。
若い力がスタートです
(2015年 1月 11日)
●若い力 その1 斜里青年会議所の新年交礼会が、1月10日開催されました。
今年、創立60周年記念式典を迎える斜里青年会議所ですが、卒業生の一人である私にとっては、まちづくりの原点ともいうべき団体です。多くの人との出会い、まちづくりへ関わるきっかけとその後の取り組みに力を与えてくださった恩人(?)ともいうべき存在です。会議所への加入の誘い、多くの仲間との出会い、さまざまな活動がなかったなら、議員になることも、町長になることもなかったでしょう。ついでに言えば、妻との出会いも創立30周年記念事業でした。改めて、誘ってくれた仲間、一緒に活動してくれた仲間に感謝です。
新年交礼会では、多くの来賓のみなさんとともに、先輩諸氏の出席のもと、緊張感あふれる交礼会と和やかな懇親会が行われ、滝川新理事長を先頭とした今年一年の活動にエールを送りました。
●若い力 その2 新成人を祝う斜里町成人式を、1月11日挙行しました。
今年の新成人は116人でしたが、中学生の時から見ていた年代だけに、懐かしい思いと頼もしい思いで、その成長した晴れ姿を見せてもらいました。式典には、当時の恩師が礼文町から駆けつけてくださり、夜の懇親会にはさらに二人の先生が祝福に来られるそうです。先生たちにとって、私や新成人の親にとっても、思い出深いその当時であり、喜びも一層強いものがあります。
式典の中の「20メモリーズ」では、親を代表してのユニークなお祝いの言葉がありました。「旅をしなさい、恋をしなさい、選挙に行って投票しなさい」というものであり、まさに新成人のこれからにわかりやすくアドバイスをいただいと思います。その後、中・高生時の思い出のアルバム、町の人や先生方のメッセージも紹介され、新成人を代表する二人から家族に対する心からの感謝の言葉がありました。
みんな!家族への感謝、先生や周りの人への感謝を忘れるな!、そして努力を惜しむな!
みなさんが、斜里町や日本の未来を担う存在になることを、大いに期待しています。
●若い力 その3 知床・斜里の沙羅ちゃんも活躍しました
「沙羅ちゃん」は、スキージャンプの高梨選手だけではありません。斜里町立ウトロ小・中学校の中学3年生、藤崎沙羅ちゃんが本日(1月11日)京都で開催された都道府県対抗女子駅伝に出場しました。中学生二人のうちの一人で、8区を走り、順位を一つ上げる快走でした。
毎年少しずつ力をつけてきている沙羅ちゃんです。ますますの活躍を期待しています。
●今日は、若い力特集でしたが、斜里町にはまだまだ若い力があふれています。今年のさらなる成長を見守りたいと思います。
2015年 あけましておめでとうございます
(2015年1月8日)
新年あけましておめでとうございます。昨年同様 本年もよろしくお願い申し上げます。
平成27年、2015年が明けて、早くも8日となりました。
・1月5日には、斜里魚菜卸売市場の初セリがありました。町長になって4回目でしたが、今年初めて生のキンキ(キチジ)が水揚げされ、威勢の良い声を聞くことができました。幸先の良いスタートです。
・1月6日は、役場の仕事始めでした。職員には、次のことを話しました。・幸せを求めて生きていこう。幸せを決めるのは、自分の心次第。困難な仕事にも、向き合える喜びを持って取り組もう。・幸せを実感できる住みよいまちづくり、人口減少時代に対応するためにつくったのが、「第6次総合計画」である。これに基づき、確実に仕事をすることで地方創生につなげよう。・斜里町の宝「知床」が、世界自然遺産に登録されて10周年の節目を迎える年。今まで以上に、この機会を生かし、知床をアピール、自然の恵みを生かして頑張ろう!
・同じく6日には、消防の出初式もありました。寒い中、威風堂々の分列行進、そして、友好都市・弘前市との絆の象徴でもある纏ふりの披露の後、出初式に移りました。30年以上、20年以上、10年以上と長きにわたって活動されてきた団員のみなさんが、北海道知事表彰、北海道消防協会表彰などを受賞されましたが、仕事を抱えている中での訓練、演習など、私も団員経験者としてその苦労はよくわかり、頭の下がる思いです。これからも火災ばかりでなく、さまざまな自然災害が予想されますので、よろしくお願いいたします。
・穏やかだったお正月。今年こそ異常気象が起きないように!と祈っていましたが、自然もなかなか聞き入れてくれません。7日の夕方には暴風雪警報が発令され、夜半の1時30分から国道の334号知床線、そして標津へ通じる244号線が通行止めになりました。しかしながら、334号線は8日朝8時に、244号線は同じく午後2時30分にそれぞれ開通しました。大きな被害も今のところ報告なく、少し安心しています。昨年は、同じ暴風雪で4回の通行止めがあっただけに、町民のみなさんも情報収集をしっかり行い、適切な行動をとっていただいたような気がします。私も、通行止めの可能性があるたびに街中のホテルに宿泊していますが、今後ないことを望みながら、油断せず備えの精度を上げていこうと思います。8日の夕方時点で、まだ風が強いままですが、早く治まって穏やかな週末、連休を期待しています。
・明日9日は、今年初めての商店街イベント「ふらっとナイト」です。皆さん、こぞって道の駅周辺にお集まりいただき、冬の夜を楽しんでください。
更新日:2021年10月01日