知床半島沿岸・油汚染海鳥漂着の経過について(斜里町)
4月20日以降の動き
<記事一覧>
*4月20日(木)ルシャ地区における漂着確認調査実施
*4月25日(火)斜里町内海岸に漂着したドラム缶について
*4月27日(木)知床岬地区アブラコ湾で漂着確認(26日羅臼町調査)
*4月28日(金)ルシャ地区海鳥漂着死体19羽回収(27日知床財団)
*5月10日(水)知床岬地区回収作業結果
*5月17日(水)町内に漂着したドラム缶内容物は潤滑油
*5月22日(月) 3月30日〜5月19日回収分を集計。これまでの回収総数5564羽に
*5月29日(月) 5月25日実施知床岬地区清掃作業で4羽回収。これまでの回収総数5,568羽に
*6月15日(木)斜里町の今後の対応について
■4月20日(木)ルシャ地区における漂着確認調査実施
知床半島ルシャ地区の漂着状況確認調査を行いましたので、お知らせします(以下報道発表資料)
| ルシャ地区における油汚染漂着海鳥の調査結果(斜里町環境保全課) 1. 概要 知床半島先端部ルシャ地区の油汚染海鳥漂着確認調査を行った。 その結果、ルシャ川河口から南西の海岸線約1500mの区間で、油の付着した鳥の死骸や油のついた鳥の羽合計14点を確認したが、いずれも小さな破片のみであった。また、油が付着した状態のロープ等の漂着物を少量確認したが、油そのものが海岸に漂着した状況は認められなかった。 2. 期日 4月20日(木) 3. 区間及び方法 (1) ルシャ川河口から南西約1500メートルまで(ポンベツ川河口一帯を含む)の区間。 調査区間地図 (2) 海岸線及び河口付近を徒歩により確認。 4. 実施主体 斜里町(環境保全課2名・環境省ウトロ自然保護官1) 5. 結果 (1) 油が付着した海鳥死骸(ウミスズメ類等・羽のみを含む)は14点。このうちサンプルとして回収したもの(破片)は1点。希少種・ウミガラス類は無し。 (2) 14点にはカモメ類の羽等を含むが、油汚染に関連する猛禽類や他の動物死体は認められなかった。 (3) 油が付着したロープ等の漂着物を少量確認したが、海岸に油そのものが漂着した痕跡は認められなかった。 (4) これまでに調査・回収した幌別川や遠音別川の河口付近の状況に比べて、今回の調査区間は少量の破片しか発見できなかった。 6. 現地の状況 (1) 調査区間は、これまでもごみ等の漂着物が大量に打ち上げられる場所である。 (2) 汀線から漂着物が集積しているあたりまでは融雪が進んでいるが、その上部の平坦面には残雪がある。 (3) ルシャまでの道路は通行止めのため、許可を得て車両及び徒歩(スキー)で通行した。 (4) おりからの悪天候で、調査中の現地はルシャ特有の強風と小雨交じりの天候であった。午後には暴風雨となった。 (5) ルシャ川河口は、カムイワッカ橋(除雪最終地点)から道路で約13キロメートル。ウトロ港からは直線で約20キロメートル北東に位置する。 7. 今後の予定 (1) ルシャ地区は、融雪後(5月上旬以降?)に再度現地調査を検討する。 (2) 知床岬周辺への漂着確認は羅臼町と連携して検討する。また、半島全体の状況把握は各漁協・漁業番屋の協力を得て情報収集を行う。 |
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| 20日(木)に町内海岸に漂着したドラム缶の回収作業をおこないました。 斜里町では13日に一度漂着状況を確認しましたが、錆びの進んだ古いドラム缶も含め、再度詳細に調べたところ、斜里町トーツル沼〜ウトロの海岸で、計44個のドラム缶を確認しました。この中には既に錆びて壊れた古いドラム缶なども含まれています。 このうち43個を回収、残り1個(内容物なし)は積雪で運搬が困難なため、雪解け後回収を予定しています。 43個のうち8個は内容物入りでした。25日(火)に開栓して、成分検査のためのサンプル採取を行い、内容物が海水であった1本と有機溶媒1本を除く6本について、北海道が成分検査のため、サンプルを分析機関に送付しました。 発見時、ドラム缶から油等の漏出は見られておらず、これらのドラム缶と海鳥の油汚染との関連は、低いと思われます。 |
■4月27日(木)知床岬地区アブラコ湾で漂着確認(26日羅臼町調査)
4月26日(水)知床岬地区の漂着状況確認調査を羅臼町が実施しました。その結果アブラコ湾(斜里町内)で約100点の海鳥死体破片を確認回収したとのことです。 ![]() 提供:羅臼町 |
(以下報道発表原文のまま掲載 羅臼町 環境管理課) 1.概要 知床半島先端部(羅臼町側)の油汚染海鳥漂着確認調査を行った。その結果、知床岬の羅臼側付近では油が付着した海鳥の4羽分の破片を確認し、回収した。更に知床半島の斜里側のアブラコ湾では多数の海鳥の死骸を確認し、約100個の海鳥の破片を回収した。 3.区間及び方法 4.実施主体 羅臼町及び関係機関 5.結果 6.今後の予定 |
| ■4月28日(金)ルシャ地区海鳥漂着死体19羽回収(27日知床財団) 27日知床財団がルシャ地区海岸で19羽の油の付着した海鳥を回収しました。 区間R-1:チャカババイ川〜テッパンベツ川 6羽 区間R-2:テッパンベツ川〜ルシャ川 1羽 区間R-3:ルシャ川〜ポンベツ川 9羽 区間R-4:ポンベツ川〜ポンプタ川3羽 区間地図 |
知床岬地区において、油汚染海鳥漂着状況の確認及び回収作業を
実施しました。
実施主体 斜里町・ウトロ漁業協同組合・斜里第一漁業協同組合
参加機関 斜里町・ウトロ漁業協同組合・斜里第一漁業協同組合
環境省ウトロ自然保護官事務所・北海道網走支庁・?漁場油濁救済基金
協力 オコツク漁業生産組合
調査回収範囲:知床岬地区文吉湾・啓吉湾・アブラコ湾
回収結果

明らかに1羽とわかる死体の数→写真右 20羽
文吉湾周辺(区間P1) 2羽
啓吉湾周辺(区間P2) 14羽
アブラコ湾周辺(区間P4) 4羽
油の付着した海鳥の一部(主に羽根)海草、ゴミなど(→写真左:例写真1 例写真2)
文吉湾周辺(区間P1) 30リットルゴミ袋約1/4袋
啓吉湾周辺(区間P2) 30リットルゴミ袋約2.5袋
アブラコ湾周辺(区間P4) 30リットルゴミ袋約1袋
回収区間地図
油の付着した海鳥、ゴミ等はほぼ回収できました。
死体は傷みが激しいものばかりで、翼、胴体、頭部などが揃ったものはわずかで、
海鳥の死体の一部とかろうじてわかるものもがほとんどでした。
■5月17日(水)町内に漂着した油と思われる内容物入りドラム缶の油は潤滑油
| 斜里町内で回収された42本のドラム缶のうち、油状の内容物が入っていた6本について北海道が成分分析を行ってきましたが、6本全てが潤滑油との結果が公表されました。 |
■5月22日(月) 3月30日〜5月19日回収分を集計。これまでの回収総数5564羽に
| 5月19日(金)に、3月29日実施の一斉回収以降に回収された海鳥について、日本野鳥の会オホーツク支部、知床海鳥研究会の皆さんの協力の下、分類、集計作業を行いました。 その結果、回収総数は5564羽となりました。 このうち過去に3回の一斉回収を実施してきた半島基部ウエンベツ川〜半島中央部イワウベツ川で、新たに151羽が回収されました。これらは斜里町、環境省、一般の方が回収し、役場に届けていただいたものです。 また知床岬地区については4月26日に羅臼町が、5月10日に斜里町など関係機関が回収した標本を精査し分類集計したもので、最終的に61羽となりました。 ルシャ地区については4月20日の斜里町による漂着確認後、27日知床財団が回収した標本を精査し、分類したもので、13羽となりました。 種類別集計数 地区別集計数 これまでの海鳥種別集計詳細 5月22日網走支庁発表によると、斜里町以外の網走管内市町村で回収された海鳥は13羽とのことです。 |
■5月29日(月) 5月25日実施の知床国立公園クリーン事業で4羽回収。これまでの回収総数5,568羽に
5月25日に知床岬文吉湾〜啓吉湾において、知床国立公園クリーン事業
(主催:環境省釧路自然環境事務所・斜里町、後援:知床をきれいにし隊)
による海岸清掃作業を行いました。
その際文吉湾で1羽、啓吉湾で3羽の計4羽の油の付着した海鳥死骸を
確認しました。
これにより、回収総数は5568羽になりました。
種類別・地区別集計 海鳥種別集計詳細
第一報(2月27日)〜3月5日 3月6日〜3月15日 3月16日〜3月28日 3月29日〜4月20日 海鳥トップへ 斜里町ホームページトップに戻る
斜里町役場環境保全課 自然保護係 0152-23-3131